ふじお
何度見ても表紙の、バカボンのパパのコスプレをした赤塚不二夫の顔が最高。何とも言えない、すごい顔。アラーキーが撮ったらしいので、アラーキーはやっぱりすごいのかもしれないと思った。ほんで、対談も面白かった!タモリとの対談がやっぱり武勇伝だらけで一番面白かったけど、とにかくどの対談も赤塚不二夫の率直さが凄くて、印象的だった。
柳美里との対談なんかほんとセクハラで訴えられてもおかしくないぐらいだし、立川談志との対談では、立川談志が滔滔と語ってる時に何度も寝るし(これは病気とかのせいなのかもだけど)。アラーキーとの対談中に、同席していた祖父江慎をホモだと決め付けて困らせてたのも面白かった。
あと、若い頃の赤塚不二夫がすごい対人恐怖症だったとタモリが言っていて、赤塚不二夫もそれを認めていて、何かこう…勇気付けられた。タモリの上京物語も含め、人生って不思議。
赤塚不二夫の漫画は、子供の頃読んですごい怖く感じたのが未だに尾を引いて何となく読めないんだけど、赤塚不二夫自体にとても興味がある。なぜだか分からないけど。でもこういう人が身近にいたら大変だろうなあ、とも思うんだけれど。。
赤塚不二夫対談集 これでいいのだ。 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
- 作者: 赤塚不二夫、タモリ、北野武、松本人志、立川談志、荒木経惟、ダニエル・カール、柳美里
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2008/12/20
- メディア: 文庫
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