若気の至り

こないだ実家で、昔の文集とかアルバムとか落書きとかを母親が「そろそろ持っていってほしい」と言って出してきて、久しぶりに見た。そしたら、ユニコーンとか奥田民生(小学生~中学生にかけてめちゃくちゃ好きだった。そして若干いま再燃してる)を思い入れたっぷりに描き散らしたものが出てきて、娘に「オタへの道がここから始まったんだね」とか言われてウケた。娘はオタって単語を初めて使ってみたらしくて、言ったあとで妙にはしゃいでてかわいかった。

そんで、そのファンアート(?)は全部めちゃくちゃへたくそでダサかったけど「好きだ!!」っていうパッションだけはびんびん伝わってきた。 あと、中学生のときの文集に「スーパー座談会」とかいう私と友だちが語り合ってるどうしようもないページがあったんだけど、そのなかで過去を振り返って「若気の至りだったねえ」とか言ってて、その話をしてる時点で若気の至りを積み重ねてることを自覚してないのがおもしろかった。

私はいま四十歳で、自分ではだいぶ落ち着いたつもりだけど、いま書いてる文とか絵もあとから見ると若気の至りだったな~と恥ずかしくなったりするんだろうか(実際、数年前に書いたものがなんかの加減で目に入ってギョッとするときがあるし、現在進行形でたぶん積み重ねてる気がする)。でも、それはそれで、その年齢でしか作れないものを作ってるってことで、いいのかもしれない。