車も電話もないけれど

アド街ック天国をほげーっと観てたら、番組BGMで「車も電話もないけれど」っぽい曲が流れて、
「車も電話もないけれど」だーとか思って聴いてたら違って、洋楽だった。気になって、そういやあの頃民生はELOに夢中とか言ってたからELOってバンドの曲かしらん、と思って後で調べたらビンゴだった。


なかなかいい曲だなや。
色川武大夫人の書いた「宿六 色川武大」を読んだ。「狂人日記」も「離婚」もやっぱり相当実生活を元にしてたんだなーと思った。
夫婦二人ともどこか抜けてて、色々駄目なところがあって、大変そうな生活。でも二人ともとても人間的で可愛いな、と思ってしまった。子供同士のような、親子のような、友達のような。
病院での、色川武大が亡くなる前日の会話なんて、まるでお泊り会か何かみたいに楽しそうで愛らしくて、泣いた。

宿六・色川武大 (文春文庫)

宿六・色川武大 (文春文庫)