レイトショー

今日、吉祥寺のバウスシアターにレイトショーを観に行きました。観たのは、「草間彌生〜わたし大好き〜」(草間彌生の作品制作を追ったドキュメンタリー)。作品についてはろくに知らないながら、あの眼をカッと開いた顔といい、インタビュー等で話す内容といい、どうも気になっていたので、レディースデイに乗じて観に行ってみました。何となくレイトショーにでも行きたい気分だったというのもあります。
んで。なんだか異常にあどけない雰囲気のある人だなあ、という感想を持ちました。描いてる絵は目がびっしり描いてあったりするんだけど、マジックを握り締めてぐんぐん絵を描いてく姿だけ見ると子供みたいで、時々ほほえましくも見えました。高村智恵子もこんな感じの雰囲気だったのかなあ、とかふと思ったり。あと周りのスタッフから「先生、先生」と呼ばれてはいるけど、ものすごい孤独な感じがびんびん伝わってきて、切なくなりました。
それと、面と向かって「晩年にこんな絵が描けるなんてすごいですよネ〜」と言った監督に度肝を抜かれました。草間彌生が「わたし…晩年?」とか言って苦笑していたけど、面と向かって晩年呼ばわりはないよなー。
草間彌生の作品については何とも…。結局好きとも嫌いとも言えないな、というか分からないな、と思ったのですが、とにかく100号のキャンバスをマジック一本でびっしり埋めていく(しかも、それを50枚)エネルギーはやっぱりすごいなぁと思いました。でもあんな世界が頭の中に広がってるんだとしたら、怖いというか、つらくないのかなぁとか思ったり。あー、それにしても私ももう少しエネルギーがほしい。。